産院決定！

次はどこで産むか、どうやって産むかということ。
初めてのことだし、韓国語もままならないのに、韓国の病院で産むのは不安だったので里帰り出産することに決めた。その場合、早めに産院を決めておかなくてはならない。私が遼と初対面した産婦人科は波○レディスクリニックというところで、
分娩はやっていない。うちの近くの産婦人科、３つほどあたってみたがどれも分娩施設のないところばかり。
コドモがいる友達の話や｢ここで産みたい！東京｣という本などを参考にしながら、いくつか産みたいと思える産院を絞っていった。
その中の一つに電話をかけると、毎週説明会をやっているという。

最寄りの駅から１５分ぐらいある住宅街の中にあるそこは、本当にお家のようなところだった。説明会にはカップルで来ている人や、いくつか病院を転々とした後でここに来たお腹がずいぶん大きくなった人も。
ふすまで仕切られた和室が病室で、クッションがいくつも乗っかったベッドとお風呂、天井からつる下がっているカラフルなひも、不思議な形のいすや大きなゴムボールがおいてあるところが分娩室。分娩室には分娩台も病院にありそうないろんな機械も医療器具もなかった。
主体的にお産をするということ、普通のおうちに泊まっているような雰囲気、そしてエプロンがけして元気にしゃべっているこのおばちゃんが院長だということが気に入って、ここで産むことに決めた。